2008年11月2日日曜日

なぜイングランドのことを日本では「イギリス」と言うの?

 
日本では、イングランドのことをイギリスと言う。

これはポルトガル語の「イングレス(Ingles)」又はオランダ語の「エゲレス(Engelsch)」が、「イギリス」となって定着したという説が一般的だ。

ちなみに、「イタリア」「イスパニア」なども、同じくポルトガル語に由来する地名。

日本は、言葉(外来語)のうえでは、ポルトガルとずいぶん縁の深い国なのである。

また昔は、イギリスの国名はたしかに「イングランド」だったのだが、その後、周辺の国々と合併して今日に至っている。

そのため、現在の正式名称は「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」(グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国)という。

旧イングランド(グレート・ブリテン島の南部と中部)だけでなく、島内のほかの二つの地方、ウェールズ(南西部)とスコットランド(北部)、そして隣のアイルランド島の北部という、四つの地方の連合王国という意味である。

そこで、その頭文字「U.K.」。

これが現在、イギリス人が自国のことを言う一般的な呼び方だ。

歴史をさかのぼれば別の国だっただけに、現在でもイギリス人の ”お国意識”は強い。

また、大英帝国時代の威光もあって、ラグビーやサッカーなどのスポーツ大会では、四つの”国”がそれぞれ代表チームを出すことを認められている。

2002年のサッカーW杯で本大会に出場したのはイングランドだけだが、欧州予選には、ウェールズ代表、スコットランド代表、北アイルランド代表も参加していた。